味見のスペシャリスト「味見秀」・「試食秀」の必要性

 飲食店の料理の味を評価する、それが味見の専門家「味見秀」の仕事です。

 現在、日本の外食産業は、多種多様な業種業態を持つ巨大な市場規模を築いていますが、飲食店において「美味しい」料理であることが一番大事で集客のポイントでもあります。

 普通私たちは、料理の味がまずければ、次からはそのお店には行かないでしょう。お店そのものがいかにおしゃれで新しくまた綺麗であったとしても、です。しかし、調理師は自信を持って料理しているわけですから、調理師自身がその事に気づかないことが問題だと思います。経営者が調理師と対時して険悪になることは避けたいし、ここは第三者の意見を求めたいところではないでしょうか。そこで、「味見秀」は、料理の味について客観的な意見を文書にて報告しますので、それを機に経営者と調理師が真剣に話し合う機会を作っていただきたいと考えています。また、新しいお料理の「味」についても、その都度感想や意見を提示致します。「試食秀」は、ご依頼に応じて調理の技術指導を致します。どちらも料理の美味しさを評価し追求するスペシャリストとしての役割を担う存在でありたいと願っています。

 今、日本政府は日本が観光立国となることを目指しています。日本の観光資源は美しい自然だけではなく、渋谷109の若者ファッションや秋葉原といったものの占める割合も大きいですが、美味しい食事もこれに並ぶものだと思います。日本料理のみならず、フランス料理、イタリア料理、中華料理など、その他世界中の国々の料理が、日本では超一流の料理人の手で提供されていることはいまや周知の事実です。たとえば、フランスパンは、本場フランスよりも日本のものの方が美味しいという常識だってあるのですから。日本人の味覚、技術、味へのこだわりをもってすれば、美味しい料理を目玉に世界中の人を旅行者としてお迎えできますし、「味見秀」「試食秀」の存在価値はここで発揮されると信じます。